酢の選び方は安全性の高い純米酢がおすすめ!食べやすいお酢5選


安全な酢の選び方教えてよ!
酢は子どもをはじめ、苦手な方も多い調味料のひとつではないでしょうか。
酢の選び方は、『静置発酵法で造られた国産米100%の純米酢』を選ぶと、安全性が高まりますよ。
あなたのお家にある酢を確認してみてください。
もし穀物酢だった場合は、安全性を求めるなら今すぐ買い替えをおすすめします。
国産米100%の純米酢だったならすばらしい!…ですが、それなら安全だね!とは実はなりません。
原料の米が国産でも、米ぬかやクズ米や古い米を使っている場合があるのです。
酢は価格で選ぶより、製法や米の質で選ぶとまるで食べやすさが違います!
ナチュラルショップ店員の私が、食べたことのある酢だけを厳選しておすすめの酢もご紹介します。
ぜひ安全性の高い酢の選び方の参考にしてくださいね!
酢の選び方は安全性を重視しよう!

酢には、酢に含まれるクエン酸による疲労回復、食欲増進など様々な健康効果が期待されます。

なんかとりあえず健康にいいイメージだよね
特にバテやすい夏場には、子どもにもとってほしい食品・調味料のひとつ。
お酢といっても種類は様々ですが、ここでは酢の物や酢飯、甘酢漬けや酢豚など家庭料理によく使われる酢の選び方についてふれていきますね。
最初にお伝えしたいのが、安全性を気にし始めて「いいものを選びたい!」と思う気持ちのあまり、最高のものでなければ…とならないでほしいことです。
私自身、食べ物の価値観のアップデートには数年かかりました。

高っ!酢にこんなお金かけれない!と、10年前の私なら言っているはず 笑
酢の選び方は、種類から製法から原料の産地から様々。
自分が納得できる安全性の、楽しく続けられるものを選んでほしい!
情報を得るあまり、安全なものが見つからずスーパーで何も買えない…とストレスになると無添加生活はしんどいです。
そんな食品の選び方をサポートしますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
【酢の選び方】種類は純米酢がおすすめ

さきほど「最高の条件の酢は高い」とはお伝えしたものの、酢はそこそこ良いものを選んでもそこまで値が張らない調味料です。
ただしそれには条件があり、ただパッケージ裏面を見て「無添加だからOK!」…という訳ではありません。
酢の選び方にかかわる、まずは酢の種類から見ていきましょう。
安全性を高めたいなら『純米酢』がおすすめです。
酢の分類
酢の選び方最初のポイントは【酢の分類】
まず、酢は大きく『合成酢』と『醸造酢』に分類されます。
スーパーなどでよく売っている酢は、ほとんど『醸造酢』か、醸造酢を使った『加工酢(調味酢)』となっています。

家族が酸っぱいもの苦手で、あまり酸っぱくない『料理が簡単にできる酢』とかばっかり買っちゃう

あれおいしいですよね!でも酸味が控えめなぶん、まぁまぁな量を使うから意外とコスパ悪かったりするんですよね〜
調味酢は、元となるお酢の質があまり良くなくても、添加物を使えば味やとがった酸味をカバーできちゃうので、もちろんたっぷり入ってます…。
「酸味が強いのが苦手…」だから加工酢を使っているのであれば、砂糖で甘みをつけたり、薄めたり加熱したりと解決策はありますよ。
- ちなみに…合成酢とは?
-
工業用酢酸に、醸造酢を60%以上、添加物、砂糖などの調味料で薄めて味を整えたもの。
名前通り『合成』された酢です。
戦時中から食べ物がない時にできたものだそうですが、そのなごりで一部地域ではポピュラーすぎて酢といえばこれ。みたいな地域もあるようです。
※合成酢はその一部地域を除き、ほぼ出回っていません。
では醸造酢とはどんな酢を指すのでしょうか?
スーパーでよく見かける醸造酢は『穀物酢』や『米酢』や『純米酢』などがそうです。

穀物酢・米酢(純米酢)の違いとは…?
ひとつずつ見ていきましょう!
穀物酢とはコストカット酢
穀物酢とは大麦・小麦・米・コーン・酒粕などから造られる酢です。

うちにあるのは穀物酢だけど…酸っぱくて家族に不評であんまり出番がないよ

穀物酢はキレがある、すっきりした味わいとは言うけど、酸味も香りもちょっと荒々しくて私も苦手です…
正直、お手頃な価格で買えるというのが穀物酢の最大の魅力。
逆を言えば、穀物酢はコストカットの極み。
お米は最近すごく高くなりましたよね。
高い米を使わなくても、お酢ってでんぷん質があればどんな原料でも作れちゃうんです。
『穀物酢』のリスクは?
穀物酢は、大麦・小麦・米・コーン・酒粕などから造られる酢です。
そしてこのコスカットの極みである穀物酢の原料たちの産地は、ほぼ外国産と思ってよいです。
逆に言えば、かなり調べましたが国産や有機にこだわった穀物酢を造っているところはほとんどありませんでした。(強いて言えば内堀醸造さんぐらいかな…)
お安い穀物酢にはこんなリスクがあります
- 小麦…ポストハーベストという収穫後に使われる農薬がかかっている可能性
- 米…割れたりかけたりのクズ米、古い備蓄米などが使用されやすい
- コーン…遺伝子組み換え作物の可能性が大きい

また謎のカタカナが出てきた…ポストハーベストって何?
ポストハーベストは、簡単に言うと収穫後の作物に使われる農薬の総称です。
栽培中の畑で使われる農薬の100〜数100倍濃い濃度で使われ、オレンジなどについている防腐剤なんかもそのひとつ。
もちろん輸入する時に腐らないよう、カビが生えないよう安全に運ぶため、
つまり消費者の口に入るまでの食中毒を防ぐために使われている恩恵はあります。
これの不安な点は、農薬を土や植物の力で(通常なら多少はされるであろう)分解・解毒を、刈り取ってしまった後ではできないという点です。

酢に関わらずこういったリスクは輸入の原料にはつきものですね

安全性が高いのは国産米の純米酢
なので…
家庭料理に便利で安心して使える酢としては、国産米の『純米酢』を選びましょう。
純米酢の「純」は、(添加物としての)アルコールの力を借りず、たっぷりの米100%で作られているという意味。
原材料は【米】と水のみ。(水は原材料に表示されません)
ただの『米酢』の心配な点
『添加物』だけに注目すれば、ただの酢自体に添加物ってあまり使われないんです。
しかししっかりパッケージを見て買わないと、米酢であっても良いお酢には出会えません。

ちょっと注目していただきたいのが、原材料にある『アルコール』
『米酢』を名乗るには1リットルにつき40gの米が必要ですが、それだけでは(できあがるお酒の量も少ないので)1リットルの酢をとうてい造ることができず…。
ですので、安い醸造用アルコール(酒精とも書かれます)を入れてのばして造ります。


うーんこの量で米酢って…なんだかちょっと騙された気分…笑
この醸造用アルコールも、全部が米から造られているわけではないし、よく消毒に使われるエタノールと大差ないものです。
これまたしつこいですが、サトウキビ由来のアルコールには遺伝子組み換え作物の可能性が高いんだとか…。

原料のたった40gの米も、原産地の記載がなければおそらくそれは日本が仕方なく輸入している外国産の米。
日本の美味しいもちもちしたお米と違い、ご飯として食べるなんて…ってレベルのお米です。
もっと衝撃なのは、一部に米ぬかを原料に使っても、原材料欄には『米』と表示できてしまうこと…
その上で、いちいち全部の原材料の産地の心配をするのは大変だしめんどう…。

なので、国産の純米酢を選んでみましょう、ということです!
【酢の選び方】製法は静置発酵法で

酢の選び方のポイント最後は【製法】
そもそも酢はどうやってつくられるのか?発酵法の違いで何が変わるのか?をご説明します。
純米酢はこうやって造られる

酢は発酵食品!酢づくりはまずお酒を造ることから始まりますよ。
酢造りの工程はちょっと長いので興味のある方はこちらを押してみてね
- 酢の製造工程をくわしく見てみる
-
酒を作る
- 米を蒸して、米麹と水を加える→米のデンプンが、糖に変わる【糖化】
- 酵母が糖をエサにして、アルコールに変える【アルコール発酵】
酢蔵・工場によっては、米麹づくりも一貫して自社で行うこともあります。
酒を酢に変える【酢酸発酵】- 種酢・水・酒を合わせ、仕込み液をつくる
- 仕込み液に酢酸菌膜を浮かべる
- 速醸法と静置発酵法で異なる作業をし、酢酸発酵が始まる
種酢…出来上がっている酢。三分の一ぐらいの量が必要になり、次にまたつなげていく。(ヨーグルトの種菌のイメージ)
酢酸菌…蔵に住みつく菌
熟成させる速醸法…1ヶ月程度寝かせる
静置発酵法…タンクからタンクへ移し替えて、空気に触れさせながら長期間熟成
ろ過したり(しなかったり)、検査したり加熱殺菌したビンやボトルに詰めて完成
醸造酢は製法でも分類があり、『速醸法』と『静置発酵法』に分けられます。
次項で詳しくみてみましょう!
速醸法の酢はツンとくる
速醸法は深部発酵や通気発酵とも言い、お酒をお酢に変える段階で、タンク内の仕込み液を機械を使って空気を送り込みかき混ぜます。
強制的に発酵をうながすので、たった1〜2日程度で発酵は完了。
完成まで短時間で大量生産できるため、人手不足も解消・低価格で売ることができます。
その後の熟成期間が1ヶ月程度寝かせるだけ、という速醸法の酢は短期間で作れるため、香りや味が荒々しく酸味が強めです。
いい所に気づかれましたね!ちなみに酸度は=酸っぱさではないのですが…
速醸法により出来上がった酢はなんと酸度10〜20%。
これを薄めて4〜4.5%ぐらいに調整し、さらにコストカット。
スーパーでよく見かけるお手頃な値段の酢は、ほぼ速醸法の酢です。

だからお手頃価格が実現しているわけですけどね…
静置発酵の酢はまろやか
酢をこだわって選ぶなら伝統的な静置発酵法の醸造酢がおすすめ。
静置発酵法は上面発酵とも言い、壺や木桶や樽やタンクの中で、仕込み液をかき混ぜず動かさず、発酵するのを待つ伝統製法。
美しく広がった酢酸菌膜がゆっくり時間をかけ、自然にアルコール分を酢に変えていきます。
発酵が終わったら、タンクからタンクへ移し替え、空気に触れさせながら長期間熟成しますよ。
静置発酵法で作る純米酢は発酵に約3ヶ月以上、その後熟成するのに約半年以上かかります。(酢蔵、メーカーにより違います)
そのため、味に深みがあり、まろやか。酸味はあっても速醸法のような荒々しさはありません。
出来上がった酢の酸度は自然と4〜5%です。
時間、手間もたくさんかかりますし、酢の様子を見て作業を決める『職人による勘』が必要なため価格は高め。

職場(ナチュラルショップ)で扱っている酢5種類は、全て静置発酵法の酢です!
ちなみに…
私が今使っている創健社の静置発酵の純米酢と、セブン&アイ(PB)の純米酢で同じように酢豚を作り家族に食べてもらったところ…

こっち(静置発酵)の方が食べやすい!のどが!
とのことでした。のどごしに酸っぱさとえぐみが少ないってことでしょうか。笑
酢の選び方に迷ったらコレ!おすすめ酢5選

さんざん怖がらせてしまいましたが、やっぱり安全度を重視した選び方では価格も上がるものです…。
ですが『国産米100%純米酢』という条件だけなら、500ml入りで200円ぐらいで買えるものもあります。

まずはそこから試してみるのもいいと思います!
いろんな観点の選び方があるとは思いますが、「今までと違った食べやすさを感じてみたい!」ということであれば静置発酵法の酢をおすすめします。
試してみたい静置発酵の酢
おいしくておすすめしたい静置発酵の酢ですが、ネックなのはそこら辺に売っていないこと…。
自然食品店、スーパーの有機・アレルギー対応コーナー、ネットショッピングが便利です。

いくらまろやかとは言っても、好みはあると思いますので小さいサイズでお試ししてみてください!
創健社 越前小京都の有機純米酢
創健社
越前京都の有機純米酢
静置発酵 | 米の品質 | 買いやすさ |
---|---|---|
○ | ◎ 国産有機栽培米 | ○ コスパ最高! |
原材料:米 のみ
価格参考:税抜 460円 (500ml)
職場(ナチュラルショップ)でおそらく今1番人気の純米酢です。
その理由はやはり国産有機米使用でこのお値段、味もいい!というところ。
やはりお客様はよくご存知なんだなぁと思います。
ネットショップのレビューも高評価が多いです。
この価格なら、「少し出してでも買ってみよう」って気になるのではないでしょうか?
すっきりしつつもうまみがあり、酢飯や生食(ドレッシング、麺のつけダレ、浅漬)に特に合います。

コスパと料理に入れても主張しすぎないところが好きです!
村山造酢 千鳥酢
静置発酵 | 米の品質 | 買いやすさ |
---|---|---|
○ | ○ 国産米100% | △ それ相応 容量によりお得! |
原材料:米、酒かす、アルコール
価格参考:税抜 450円 (360ml)
純米酢ではありませんが、実は私が一番食べ慣れている酢です。
私は酢が得意ではなかったのですが、この酢をきっかけに酢の物が食べられるようになりました!
村山造酢は江戸時代から続く京都の老舗です。
だしの香りや薄味の料理の邪魔をしないからか、村山造酢の酢は京都を中心に多くの有名料亭や寿司店で使われているそう。
職場(ナチュラルショップ)に出入りしているワインバルの料理人さんに話を聞いたところ、
「(ノーマル)千鳥酢はマリネや酢の物向き。酢飯にはもちろん使えるけど香りがちょっと弱いかな」という貴重なコメントもいただきました。
酢嫌いが多い家庭には、かなりおすすめですよ!

食べやすさはトップクラス!? 個人での一升瓶(1.8リットル)買いもめずらしくありません。
飯尾醸造 富士酢
静置発酵 | 米の品質 | 買いやすさ |
---|---|---|
○ | ◎ 栽培期間中 農薬不使用 栽培米(国産) | △ それ相応 ですが高め |
原材料:米 のみ
価格参考:税抜 648円 (360ml)
富士酢は「酢は絶対コレ!」という根強いファンが多いです。
味見すると「あぁ純米酒だったんだなぁ」というお米の香りと風味が立ち込めます。
京都・丹後の農薬不使用栽培米を、なんと米酢の最低ラインの5倍使った贅沢なお酢。
ちなみに飯尾醸造で販売しているすし酢は、はちみつが入っていてこれまた変わった酢飯ができておいしいです。
ですが、酢が苦手な方がいきなりこれを使うにはちょっと香りが強くてびっくりするかもしれません。(私の感想ですが)

無添加初心者のころは香りに圧倒されましたが、久しぶりに味見したら「え、おいしぃ…」と感動 笑
スーパーでも買える純米酢

さっきみたいな酢、いつも行くお店で見たことないよ!
そうですよね〜…笑
ネットは便利だけど忙しい時に今すぐ欲しい!という時、なんとなく思い出してほしい2品を紹介します。

酸っぱいのは苦手じゃない、という方は静置発酵にこだわらなくても。
ミツカン 純米酢 金封
静置発酵 | 米の品質 | 買いやすさ |
---|---|---|
× | ○ | ◎ どこでも 売ってる! |
原材料:米 のみ
価格参考:税抜 398円 (500ml)
こちらはかなりの確率でスーパーに売っていました!
静置発酵ではありませんが、味もほどよくおいしいと思えた酢です。
全部がそうではありませんが、やはり300円台後半ぐらいが質の良い酢のラインなのかな?と思います。
内堀醸造 北海道産ゆめぴりか純米酢
北海道産ゆめぴりか純米酢
静置発酵 | 米の品質 | 買いやすさ |
---|---|---|
× | ○ 北海道産米100% | ○ 買いやすい 価格 |
原材料:米 のみ
価格参考:税抜 360円 (500ml)
「北海道産ゆめぴりか使用」に惹かれて買ってみた酢です。
なければ内堀醸造の『本造り米酢』という酢も作り方は同じです。
製法は通気発酵ですが、酸味はおだやか。
内堀醸造は原料米を自社で精米。精米機にもこだわっていて、ダイヤモンドの刃で摩擦を少なく精米できるんだとか!

内堀醸造の酢は私の地域ではコープ(生協)系列でも取り扱いがありましたよ!
CO・OP 国産米 特選純米酢
国産米 特選純米酢
- 地域のコープによって商品名が異なりますが、製造所が『内堀醸造』の特選純米酢
- 通常の1.6倍の米を使用して作られた米酢なので、ほんの少しいいお酢
静置発酵 | 米の品質 | 買いやすさ |
---|---|---|
× | ○ | ○ |
原材料:米 のみ
価格参考:税抜 298円 (500ml)
価格は私の住んでるエリアでは税抜298円でした。
ちなみに容器がビンもしくはペットボトルなのですが、ペットボトルは「何か良くない成分が溶けだしたりしないの?」と心配される方もいますよね。
こういった酢のような酸性食品への基準試験に合格した容器なので安全上問題はないんだそう。

選び方で容器がビンかどうかなんて気にしたことなかった…!
スーパーで探してみよう
さきほどちらっと200円ぐらいで買える国産米100%の純米酢もある、という商品ですが、これはPB商品(プラーベートブランド)です。
PB商品だと、有機米(外国産)の純米酢も結構安いですよ。
パッケージを見てその他の情報が書いていなければ、値段を加味するとおそらく速醸法。
もしかしたら、有機米でも国産米でもクズ米古米を使用しているかもしれません。
おいしい!…と感動するまでではないですが、まずは安全性を高めていく第一歩になります。
【酢の選び方】その他のポイントと理由

その他の選び方のコツ
原材料のトップがアルコールの酢は避ける
安全性は低いと考えて良いと思います。なんならアルコールの記載がないものを選んでくださいね。
酢蔵・醸造所で選ぶ
メーカーで決める、という選び方もアリだと思います。
自分でHPなどを見て調査することにはなりますが、米はどんなものを使っているかなども公開している酢蔵は信用できますよね。
また、他の米の混入リスクを避ける目的で自社でこだわって精米から行っている酢蔵もあります。
米の品種・米の品質は酢の味に影響されやすいそうです。
米どころに酒造、酢蔵あり!有名な米の産地の道の駅なんかで探してみるのもおもしろいかもしれません。
酸度とは、酸っぱさの度合いではない
酸っぱさはまるで関係ないわけではありませんが、酸度とは酢に含まれる『有機酸』の割合を表すものです。
酸度はパッケージにも表示されています。
有機酸には酢酸・コハク酸・クエン酸などが該当します。
高価な酢には、それなりの理由がある
酢の価格は、『原料の質』と『お酢の製法(てまひま)』で決まります。
新米、有機米、たっぷりの米を使った酢は、もちろん高価になる傾向にありますよ。
開栓後の期限は1年くらい
酢は賞味期限も元から長いものですが、開栓からは1年ぐらいで使い切るようにしましょう。
とは言いますが、保存場所によるので1年くらいとしているのではないかと思います。
開栓後の保管は常温でOK。ただの酢はある程度賞味期限が切れてもお腹壊しません。
ただし、だしが入っていたり、果汁が入っているような調味酢は冷蔵庫で保管し期限内に使い切ってくださいね。
小さなボトルは確かに割高ですが、家族の人数や使用頻度に合わせた量で決める選び方もかしこいと思います。
子供に食べさせたい!離乳食にはいつから?

離乳食には△。1歳半からがおすすめ

酢って離乳食にはいつから使えるのかな?
離乳食本とかにも酢を使うレシピはそんなに見かけませんし、積極的に使う食材ではないですよね。
諸説ありますが、胃腸への負担が強いため、完了期の1歳半ぐらいまでは使わないほうがベターな気がします。
1歳半以降には、昆布だしでうすめて、少し料理に使うくらいならおいしく食べられるのではないかと思います。
子供ウケ悪い酢の物
子どもって、謎に大人の食べ物が好きな時ありますよね。たくあんとか。
うちの偏食家の息子は、もちろん酢の物は食べませんが、チキン南蛮や酢豚などの、
【甘み+醤油+酢】の組み合わせなら大好きです。
これは加熱もして酸味が少しとんでいるからというのもあります。

なるほど!週2ぐらいで酢料理取り入れてみようかな!
わが家は家庭菜園の甘くない(笑)いちごを冷凍しておいて、シーズン終わりにフルーツビネガーをつくります。

フルーツビネガーを豆乳で割った、とろっとしたヨーグルト風ドリンクは子供達に大人気です!
やはり酸っぱさを和らげるのは甘みが手っ取り早いです。
砂糖をあまり与えたくないママは、これまたたっぷりの米を使った『本みりん』で甘みをつけてあげてください。
ただ!ママのお客さまの中には、酢を「コレ(千鳥酢)に変えてから子供が酢の物大好きになったんです」という嬉しい声もありました。
やはり静置発酵のまろやかさがポイントなんだろうなぁと思います。

ちょっと高いなぁって思うけど…静置発酵の純米酢、試してみる価値があるかも!
まとめ

いろいろ選び方のあれこれをつめ込んだので、「で、なんだっけ?」ってなりますよね。
- 安全性の高い国産米の純米酢を選ぼう
- できれば、アルコール添加はないものを選ぼう
- 酸っぱさが苦手なら、静置発酵法の酢を試してみて
- 有機米使用なら、より良いね
何度も言いますが、『静置発酵法で有機国産米をたっぷり使った純米酢』…なんていきなり完璧を目指さなくてもいいです。
ただ静置発酵で作っている酢メーカーは相対的に安全性・素材・質にもこだわるところが多いです。
ぜひそんな、安全性の高く食べやすい静置発酵の酢も試してほしいと思います!
今まで使っていた酢も、口に合わなければお掃除にも使えるので捨てないで活用してみてくださいね。

これで純米酢の選び方はカンペキ!